栃木県足利市の新古民家「鶯渓庵」の概要(5)

 

前回に引き続き、鶯渓庵の概要をお届けします。

今回は最後に室内の設備などをご紹介したいと思います。

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 広告でもメインに使ったソファーの上のシャンデリアはブレケット式照明とデザインを合わせ手作りしました。デザインヒントは囲炉裏の上の火棚です。

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 壁掛けの丸時計の音が部屋全体の雰囲気を作り上げます。振り子の音と時報の音は昔のまま今の時刻を刻みます

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 使用する家具はアンティーク。ヨーロピアンな雰囲気のもので揃えました。ダイニングチェア・ソファーも加工仕上げの優れたものです。

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 彫刻の施されたカフェテーブル。補助テーブルとしても使えます。

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 シンガーの網足ミシン。照明付きガラスケース。オシャレに演出できます。

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シンガーのミシンはベルトが切れているため動作確認はできませんが、引出小物入は勿論使えます。普通にカウンターとして使ってください。

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 牛梁と一緒にあった札「文久四年・・・・」

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今回はリフォーム設備をクローズアップした見学会ですが、もちろん、鶯渓庵自体を見たい方も是非お越しを!こちらは秋の鶯渓庵。

 外壁の下地の層から屋根の下地の層で通気を取り、外壁全体から屋根全体の空気を調整する強制換気のシステムを採用しています。その空気層は夏は除熱層、冬は断熱層になります。

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家族構成が変化しやすい日本人の生活の変化に対応し、快適な生活を可能にした新古民家建築の一つの例です。ここでの生活の一日一日が楽しく迎えられることをイメージして設計しました。この建物が好きだという方に住んでいただきたく思います。

 

リフォーム設備を見たい方、建物自体を見たい方、お気軽にお問い合わせください!

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栃木県足利市の新古民家「鶯渓庵」の概要(4)

 

前回の続きです。

今回は庭や周囲の環境などについて書きます。

 

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 鶯渓庵は平屋建てです。三山型の陶器瓦で大きく二面の切り妻屋根。グシは高くせず、丸グシのみ。森に囲まれた立地なので、枯葉により雨樋の故障になりますので、掛けません。刺し子絞りの暖簾。漆喰の外壁。腰壁の自然石のタイル。枕木の付け柱。欅古材の玄関柱。庭先の白樺の木が鶯渓庵のシンボルツリーになります。

 

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芝生は植えたばかり。新芽が順調に育っています。枕木をほぼ地盤面と±0の仕上がりで並べてあります。芝生が生えそろうのが楽しみです。

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 鶯渓庵は山を背にした場所に建築しました。春は若葉、夏は涼しく、秋の紅葉は感動的。冬の枝に付く雪は花が咲いた様。春の鶯の声が待ち遠しくなります。四季を楽しめる両崖山の裾野に位置します。両崖山は冬の空っ風から鶯渓庵を守ってくれます。

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見渡す西北の山は自然木の山です。冬はほぼ枝から葉が落ち、山の形がくっきりと見えます。春は新緑の中に山桜が咲きます。

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 建物の東と西にバックスペースに入る扉を設置しました。表と裏とを分け空間を分離しました。新しいものではありますがアンティーク調の仕上げをして建物全体に調和がとれるようにしました。材質は檜。太鼓ビョウは銅。

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 空間を分けたバックスペースは侵入者に対する防犯の意味もあり砂利を敷き詰めました。隣地との境界はメッシュフェンスを設置し、境界の明確化を図りました。 またメッシュフェンスはご近所様とのコミュニケーションを取るのに邪魔にならない存在です。外壁は窯業系サイディング。苔や汚れの付きにくいものです。適材適所。

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 建物の北側は森になっています。紅葉・桜・竹その他いろいろな木が生えています。四季折々の色の変化を楽しむことができます。

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 北の隣地境界線に沿って小さな川が流れています。見た目に川とは分かりにくいのですが、上流の方では夏場に蛍が飛ぶそうです。ゆくゆくはこの川を手入れすばこの場所で蛍の光が舞い上がるところを見ることができるかもしれません。

周囲の環境はこんな感じです。次回は、最後にまた室内の模様をご紹介したいと思います。

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栃木県足利市の新古民家「鶯渓庵」の概要(3)

 

前回からの続きです。

今回は建物の外側をご紹介します。まずは玄関からです。

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 玄関床は黒御影石です。白い漆喰に囲まれた玄関引戸はペアガラスが入った断熱仕様。縦長のバーハンドルは大人から子供まで誰でも持ちやすく工夫されています。玄関チャイムはカメラ付きインターホン。木製ベンチは某所教会で使われていたものです。

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玄関の柱の根元には銅板を巻きました。雨の跳ね掛かりを防ぎ、柱の腐れを予防します。

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外壁の下半分に貼られている石は石英岩。天然石は乾いているときと濡れているときの色がはっきりと変わります。雨に濡れた時のくっきりとした色は本当に綺麗です。雨の日の楽しみです。

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犬走りに枕木を埋めました。外壁の付柱・石英岩・玄関の柱と全体の雰囲気調和するものを選びました。

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外壁の軒下には室内から突き出るまる梁が見えます。銅板で飾り蓋をしました。

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玄関前の白樺の木が新芽を付けました。鮮やかな緑。

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隣地との境界は大谷石。苔色の石肌が風格を見せます。

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枕木を埋め込んだ玄関へのアプローチ。芝が生えそろえば綺麗な道になります。

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この敷地は少々標高が高いため水道の圧力が不安定になります。そこで、受水槽を設置し安定水圧を供給可能にしました。緊急時にはこの水が非常用として役立ちます。

長くなりましたので、また(4)に続きます。

 

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栃木県足利市の新古民家「鶯渓庵」の概要(2)

前回からの続きです。

前回は玄関やリビングをご紹介しましたが、今回は、こちらのブログでおなじみの蔵戸の扉からのご紹介です。

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LDKから各部屋の入り口は蔵戸を使いました。格子の蔵戸を使いことにより各部屋からの通気をとりトイレへの空気の流れを可能にしました。室内全体を空調します。

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和室6畳。単純に6畳の寝室です。畳のご相談がある方も是非お越しを。

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奥に和室6畳から直接出入りできる納戸があります。

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納戸4畳。家具が置けるように窓は天井付けの横長の引違窓。換気も十分に取れます。

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脱衣・洗面室は1坪。洗面台の横にチェストを置けるようにしました。床板の杉は室内を調湿します。入浴し出るときは是非浴室の洗い場で体を拭いてください。床が濡れたまま、また濡れたマットを置いたままでは床板を傷めます。

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脱衣・洗面室がアクセスルームとなり浴室とトイレにつながります。水廻りの導線をできるだけokreform25

洗面台はシャワー付き。ミラーユニットの鏡は収納棚の扉になっています。フロアユニットは引き出し式。大きなボウルは洗面時肘からの水滴落下を受け止めます

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洗面台の上にルーバー型窓。ガラスが二重構造になっているので冬場の断熱に最適。入浴時のヒートショックを防ぎます。

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トイレは洗浄便座付。背面のキャビネットはタンクと収納になっています。ペーパーホルダーは砲金製です。

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便器は壁掛け型。床は掃除しやすいよう何もなし。トイレマットも帯を使ってます。ところで、男性のみなさんにお願いです。立って小便をするのはやめましょう。小便が飛び散りシミ汚れとなり、臭いの原因になります。トイレを汚すのは男です。座って用を足しましょう。

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縦長のルーバー型窓。この窓の利点はガラス全面が開放できるところ。上げ下げ窓や引違窓のように半分しか開かないものではなく、また 縦滑り出し窓の様に開けた窓が邪魔になる様なものでもない。だからいい。

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浴室はユニット型1.25坪のシンプルなもの。浴槽は断熱仕様、洗い場の水栓はサーモ式、床はタイル。窓ガラスは断熱ペアガラス。入口の引戸は開け閉めに邪魔にならない一本引。

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給湯器はエコキュートです。建物の外などは、また次回、更新でお伝え致します。

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栃木県足利市の新古民家「鶯渓庵」の概要(1)

鶯渓庵の各設備の概要をブログで説明してみたいと思います。まずは、こちらのブログではお馴染みの梁からです。

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屋内に入ると先ず目に入るのが元口(木の根本)約60㎝の牛梁(大きな梁を昔は牛に例えました)。文久四年と記された札がありました。152年前の大梁です。それを支える大黒柱は欅の約29㎝の角材。古材を使うことで工期や工費を抑えることができます。また、これだけ大きな材料は現在の建材ルートでは手に入りにくい物です。

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小屋組み表しの吹き抜け天井は室内の温度差をつくってしまいます。天井ファンは夏冬の室内環境を整えてくれます。

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室内全体を見渡すと無垢の木と漆喰、和と洋が無理なく調和していると感じます。アンティークな家具も違和感なく全体のデザインに溶け込んでいます。

続いて、玄関です。

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玄関引戸の内側には両開きの折れ障子が設置されています。障子を閉めると玄関ホールも含めLDKとして使えます。障子が外からの視線を区切ります。薪ストーブの設置や自転車の修理、アクアリューム、観葉植物の手入れなど、玄関ホールが多目的に使える様に工夫しました。

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玄関ホールは黒御影のバーナー仕上。土間からの段差を程よくつけた小上がりは床の厚み3㎝の杉板で仕上げました。上がり鼻の帯は玄関マット代わりです。

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リビングの南のテラス窓は3枚折りの開き障子です。レースのカーテンで外からの視線を遮ります。

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LDKの壁天井の仕上げは漆喰。キッチンはアイランド型。既製のシステムキッチンを利用し現地で加工造作した、他に同じものがない唯一のキッチンです。ダイニングテーブルはキッチンと同じ材料で造りました。

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スペインタイルの天板は奥行90㎝。食器や調理具を仮置きするのに便利なスペースです。IHクッキングヒーター、食器洗い機を内蔵。全て引き出し式でソフトクローズ。引出の面材はホーローで汚れも落としやすい物になっています。

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キッチンの水栓は泡沫流とシャワーの切り替え式シングルハンドル。水栓の根元に付いているハンドルが浄水器のバルブ。シンクの下に浄水器の濾過カートリッジが置かれています。

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独立型レンジフード。清流板付きで吸い込み量は多く、しかもお手入れが簡単です。

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キッチンの背面の壁一面に紙貼障子を利用したクローゼットを配置しました。扉自体が軽く故障しにくい設計です。取っ手や框を持ち操作するので、紙が破れてしまいそうな感じはしません。

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キッチン背面のクロゼットの中は洗濯機と冷蔵庫を置くスペースになっています。また他の並びのクローゼットは台所用キャビネットや収納棚などがそっくりしまえる様にしてあります。今までお使いの家具をこれからも大切に使えるように。

続いて、床です。

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LDK・各部屋の床板は全てスギ板。よく見ると死に節に別の物で栓がしてあります。抜けてしまうことがないように。

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土間からの上り框と畳寄せにあるレールは間仕切用のもの。LDKを仕切るためのものです。

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少々目障りなアルミ製の鴨井。そこに紙貼障子を建付けます。いつもは広いLDKは障子で仕切ることにより6畳の和室を一つつくります。

長くなりましたので、以降、(2)に続きます。

 

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